川崎市の武蔵小杉駅でカラーに特化した美容室イロドリのニシマイコウイチです。
日々透明感のある白髪染めを発信しております。
今回は普段、美容室で白髪が染まらないという理由で黒い白髪染めをされている方や、ご自宅で市販のカラー剤を使って染めているという方の髪色を明るくする方法です。
なぜ白髪染めは黒く染まるのか?
まずはじめに、なぜ白髪染めは黒く染まるのでしょうか?
それは白髪染めが普通のカラー剤に比べて緑色を限りなく黒に近づけたような濃い色で作られているからです。
理由はそういう色味の構成にしなければ白髪が染まらないからです。
しかも市販の白髪染めに至っては美容室で扱っているものよりも染料が10倍濃かったりもします。
安価なカラー専門店などでもそういった傾向にあります。
それは早く確実に誰が塗っても染まるようにできている為です。
こういったカラー剤を繰り返し使っていると明るく染めることができなくなります。
明るい白髪染めをする為の近道としては、まずはそういった市販のカラー剤や濃い染料を使っているような美容室で染めないことです。
ではそうなってしまった場合はどうしたらいいのでしょう?
黒い白髪染めを実際に明るく染めた事例
黒くなってしまった白髪染めを明るくするにはいくつかの方法があります。
一度で確実に明るくする方法
白髪染めを明るくするためには髪の毛に蓄積された黒い染料を抜かなければいけません。
その為には脱染剤を使うことが必須となります。
その中でも一番効果が期待できるのがブリーチ剤です。
この話をするとみなさん敬遠されるのですが黒い染料を明るくするためにはこの方法しかありません。
この脱染剤のパワーを調整して明るくしていくのですが抑えすぎると全く明るくならなかったりする場合があります。
そうならないようある程度パワーを強くして一度で確実に明るくする方法もあるのですが、僕はこの方法はあまりおすすめしません。
髪に負担がかかりすぎることと白髪を染めながら毛先を明るくすると色の差ですぎるリスクもあります。
それでも明るさを優先したい場合はこちらの方法もありなのかなとは思いますが僕は強い希望がなければなるべく避けたい方法です。
ハイライトを入れて明るく見せる方法
ハイライトを入れることで髪へのダメージをおさえて全体が明るく見えるようにする方法もあります。
もちろん全体に脱染剤を使うよりは髪への負担は抑えられますが、黒とオレンジによる色のコントラストがでてしまい仕上がりが不自然に見えてしまいます。
しかもお金だけかかってあまり変わらないという意見も結構多いです。
この方法での仕上がりは今までの経験上、満足度も低いと思われますのであまりおすすめしません。
数回にわけて明るくしていく方法
これは脱染剤のパワーを抑えて数回にわけて明るくしていく方法です。
デメリットとしては濃い染料で白髪染めをしていた場合、一回でめまぐるしい変化がでないこともありますが髪にダメージが少ないのでおススメです。
希望の明るさになったらアッシュやピンクなどの色味を楽しむこともできます。
ただこの方法ならよっぽどの真っ黒な白髪染めを使用していない限り多少は明るくすることができます。
イロドリではほとんどこの方法で黒い白髪染めを明るくしていきます。
では実際の施術事例をお見せしたいと思います。
市販のカラー剤で黒くなってしまった髪を明るくした事例
このケースは市販のカラー剤を使って染めていた為、根元が明るく毛先が黒くなってしまったケースです。
写真は施術前の状態です。
毛先が暗く根元が明るく染まっています。
これは市販のカラー剤がアルカリが強いことによって根元が明るくなり、染料が濃い為毛先に蓄積されている為に起こる状態です。
根元は明るさを抑えて毛先は明るくなるよう脱染剤を使って黒を抜いていきます。
市販のカラー剤によるムラが均一に
市販のカラー剤でムラのあった髪色が均一になりました。
他の角度から見るとより均一になったことがわかります。
ビフォーアフター
市販のカラー剤で黒くなった髪色を明るくしたことがある方は経験があると思いますが、あまり変化を感じない方やオレンジ色になってしまったことがある方も多いのではないでしょうか?
このような場合は少し明るくなる程度のカラーでは変化を感じないのであえて明るくなることを優先します。
その後は必ずオレンジ色になるので抑えながら色味を入れていきます。
一度、明るくさえしてしまえば次回からは明るさをコントロールすることができます。
そしてアッシュやピンクといった色味を楽しむこともできます。
美容室の白髪染めで黒くなった髪色を明るくした事例
次は美容室でいつも白髪染めをしていて明るくできなかった方の髪色を明るくしていきます。
美容室での白髪染めは染料は市販のカラー剤ほど濃くないケースが多く、リタッチという根元だけを染める方法をとっている場合もあります。
この場合のポイントは毛先のほうが明るくなりすぎてしまう恐れがあるので根元も明るい白髪染めを使って染めていきます。
写真は染める前の状態です。
全体が黒く重い雰囲気になっています。
毛先はやはり脱染剤を使って明るくしてからオレンジを抑えてカラーをしていきます。
仕上がりはこちらです。
明るく透明感がでました。
ビフォーアフター
染める前に比べて柔らかくて軽い雰囲気になりましたね。
こんな感じに白髪染めで黒くなった髪色は明るくすることができます。
明るくした後の注意点
明るくなったからといって市販のカラー剤を使ってしまうとこれまでの努力が一発で水の泡になってしまいます。
明るくするのも髪の毛に全くダメージがないかというとそうではありません。
黒くなったらまた明るくすればいいのかというとそれ相応の負担が髪の毛にかかります。
ですからどうしても市販のカラー剤を使わなければいけない方には今回の施術方法はおすすめしません。
明るい髪色を維持する為にはその点は注意して頂きたいです。
明るい白髪染めをする為のまとめ
明るい白髪染めをする場合はまず市販のカラー剤を使うのをやめましょう。
どうしても気になるのならカラーコンシーラー等を使って白髪をカバーすることをおすすめします。
そして少しの明るさよりもできる限り明るくしてから調整していくことで変化もあり満足度も感じて頂けます。
白髪染めを明るくしたいという方はまずはご相談ください。
川崎の武蔵小杉駅からほど近い美容院「Irodori(イロドリ)」は、白髪染め、髪質改善カラーが得意な美容室です。お客様のお悩みやご希望を叶えるヘアサロンを目指して、しっかりとカウンセリングも行っています。